基本理念と方針
理念
私たちは、『こどもたちの健やかな明るい未来のための医療』を基本理念として治療をうけるすべてのこども達が瞳輝かせ微笑みながら健全なおとなに成長できるように患者本位の良質の母子医療を実践します。
基本方針
われわれの目指す医療は「人間の発育と発達を守る」医療すなわち胎児、新生児からこどもの時期を経て次世代を育むおとなの世代へと連なる健全なライフサイクルに対する継続的医療の実践であります。
少子高齢化社会を背景にますます産科小児医療崩壊の危惧が進む中、その整備が緊急課題となっている小児医療母子周産期医療体制を整えるため、わたしたちはこどもの人権を尊重し患者と家族に十分な情報を公開し開かれた病院を目標として多角的かつ集約的な総合母子医療の実践を目指しています。また併せて患者本位の良質の医療の実践のための次世代の人材の育成、やりがいと希望に満ちた医療教育環境の整備を目指します。
1.多角的集約的母子医療を実践するための体制を整備します
- 多職種が連携して総合的に母子医療を展開する体制
- 関連する診療科が総合的に多角的に関与する集約的医療
- 小児産科生殖系専門外来の充実
- 小児病棟の効率的再編と特殊集中病棟 NICU GCU PICUの充実
2.健全なこどもの育成のため幅広い年齢を対象に高度で安全な集約的専門医療を推進します
- 総合的に患児を診察するmultidisciplinary clinicすなわち総合的なグループ診療体制を実施。
- 小児内科外科系疾患に対する専門領域における集約的医療の実施
- 小児救急医療の支援:小児緊急重症疾患に対する集中医療の推進
- こどもの生活の場としての良質の医療環境を提供するため年齢に相応した遊びや教育の機会の確保
3.母体の健康増進と安全で安心な母子周産期医療を確保
- 首都圏における周産期救急医療を支援
- 新生児未熟児医療:NICUの充実と極小未熟児管理の向上
- ハイリスク妊娠、母体搬送の積極的受け入れ
- 産科医療に携わるコメディカルスタッフの充実、妊婦子育て支援や教育プログラム充実
- 確実で安全な生殖医療を推進する
4.高度先進的母子医療の実施
- 胎児医療、小児がん、遺伝病治療、先天性疾患の先進的外科治療などの実践
- 先進的生殖医療の治療センターとしての機能
5.母子医療に資するための研究の推進
臨床医学基礎医学講座部門の連携、研究施設を基盤にした新たな治療法の開発と実践
6.次世代を担う小児科小児外科系産婦人科専門医、看護師を含めた医療人の育成、コメディカルスタッフ養成
(卒前医学部教育および医師研修制度における母子医療センターの役割の推進 小児周産期専門医研修システムの構築、など)
7.地域医療との連携を通して母子保健、発達発育支援を推進
- こどもの健康増進病気の予防早期発見ならびに発達支援育児相談に取り組みます
- 首都圏地域の医療保険機関への支援情報提供
8.海外との交流、連携:
- 国外に対する母子医療情報の発信地としての機能役割を担う: 国際的視野から臨床及び研究を展開し海外に向かって医療情報を発信する。
- 海外との教育研究連携:交換留学研修、教育スタッフ交流などを通して
- 海外の母子センター小児医療センターとの臨床的連携:移植医療など